洗顔の注意点については前回触れましたので、
今回は、洗顔の為の準備について
その理由も交えながら触れていきます
まず、準備するお湯の温度ですが、
高温にすると必要な皮脂まで溶け出してしまい、
バリア機能も失われてしまうなど
決して良いことはないので、
少し熱い方がサッパリする
とは思わずに、手を入れているのに
お湯の感覚がない
くらいのぬるま湯で洗顔しましょう
そして、使用する洗顔料ですが、
特に、乾燥肌のUゾーンには、
洗浄力の高いものは、ますますの乾燥
そして、肌荒れ等を招いてしまいますので、
気をつけて選びましょう
特に、成分表示はキチンと目をとおし、
なるべく合成界面活性剤が
入っていないものを選びましょう。
成分が合成界面活性剤かどうかわからない場合は、
表示成分と合成界面活性剤を合わせてググりましょう。
また、化粧を落とすためのものに、
クレンジングがありますが、
これには大抵、合成界面活性剤が含まれているので
お肌のためには使わない方が良いのではないかと思います。
もし、洗顔料だけで落ちないようなら
その化粧品自体がお肌には合わないのかもしれませんので
化粧品の成分なりをよく調べなおす事をお勧めします。
また、石鹸の洗浄能力に
泡立ちのきめ細かさが関係するようです。
平成27年3月に花王が発表した資料によると
①キメ細かい泡ほど、洗浄成分が肌に残らず、
肌にやさしく洗える
②キメ細かい泡は、洗浄力を保ちながら
泡が壊れることなく油脂(汚れ)を取り込む
との事です。
ちなみに①の洗浄成分とは、
資料中では脂肪酸カリウムを差します。
脂肪酸カリウムとは、(合成ではない)界面活性剤の事で
昔ながらの方法で作られる石鹸は
主成分が、脂肪酸ナトリウムの固形石鹸と、
主成分が、脂肪酸カリウムの液体石鹸の2種類になります。
なので、この研究では液体石鹸が使われたわけです。
そして、②の汚れを取り込む現象の
解説写真を見てみたのですが、
いわゆる毛細管現象に近いのかなぁ
と、何となく感じました。
連続写真を見ると、泡と泡の間(洗浄成分付の水)に
油脂(汚れ)が吸い取られていくように感じます。
なので、やはり、キメの細かい泡は
洗浄成分のパワーをを強力にしなくても
汚れ落ちが良くなるわけですよね
この研究の際に泡立てる方法として、
ペンシルミキサーを使用したと書いてありましたが、
要は、きめ細かい泡が作れれば良いわけですから、
時間があれば手でじっくり、
時間のあまりとれない方は、泡立てネットを使うなど
いろいろ方法はあると思います。
が、基本キメの細かい泡を作るには手間がかかるようです。
次回は、実際に洗顔を行ってみましょう
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