洗顔について、ちょこちょこと書いてきましたが
基本、手で行う洗顔での説明でした。
てすが、実は手拭い洗顔という
手ではなく、手拭いを使って行う
洗顔方法があるのです
この方法、実は江戸時代からずーっと受け継がれてきた方法で、
何とその時の美容書(そういうものがあったんですね( ゚д゚))
にも記されていたとか。
つまりは石鹸と手拭いだけで
きれいなお肌を維持していたという事らしいのです
ちなみに、手拭いの歴史自体は奈良時代まで遡るので
もしかすると、奈良時代でも手拭い洗顔を行っていた
女性がいたかもしれませんね~
ところで、その手拭い洗顔ってなんだ!?
と、ちょっと気になりませんか?
といっても実は言葉のとおり、そのまんまで
手拭いで行う洗顔の事なのですが
とはいえ、それでは何も伝わらないので、
ちょっと解説をいたしましょう
布地を使った洗顔方法としては、
手ぬぐい以外にも、タオルやガーゼ等が考えつくと思いますが、
それらの生地は、手拭いと比較すると、
実はキメという点でかなり劣る(キメが荒い)のです。
それはどういうことかと言うと、
布地というものは、繊維を織って作られていますが、
キメが荒いということは、その繊維自体も太いという事。
つまりは逆に、キメが細かい手拭いはというと、
繊維が細いということになります。
繊維が太くても、繊維表面のキメが細かければ
問題はないのですが、そもそもそういう物であれば
繊維自体も細く作れるはず。
だから繊維の太い、つまりはキメの荒い布地は
その荒さで、洗顔の際にお肌を痛めてしまいます。
となると、当然キメが細かい方がお肌に優しい事になり
そのキメの細かさが故にお肌の表面を
綺麗に舐めるようにお掃除ができるというわけです。
別の例で言いますと、
竹ぼうきは、砂砂利を掃くには適していますが、
もし、畳の床を掃いたなら、畳を傷つけるだけで
埃を集めることは困難だと思います。
これと同じ理屈ですね
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ところで、手拭いって、実は布端(ふち?)の部分まで
縫製されていない(ようするにバラけている)らしいんですよね。
なので、水分の蒸発が早く、雑菌が溜まりにくくカビにくい
という利点もある訳なんです
ですが、縫製されていないという事は・・・ほつれやすい!
そうなんですよね、確かにほつれやすいのですが、
ある程度(5㎜ほど)横糸がほつれてしまうと、
あとは落ち着くらしいです
不思議ですようねぇ~
ちなみに、同じ手拭いでも、種類があり、
総理(そうり)、岡(おか)、特岡(とくおか)
とあり、左から右へとキメが細かくなります。
といっても岡と特岡は繊維の太さは同じもので、
織りの密度を濃くしたものが特岡です
肌荒れのひどい方、敏感肌の方は、
(少し泡立ちしにくいというマイナスポイントはあるものの)
お肌に優しい特岡の使用をお薦めします
そうそう、新しく買ったものは、
すぐに使わずに、数回洗って
(もちろん石鹸で手荒いですよ)
繊維を馴染ませてから洗顔に使い始めてくださいね
洗顔方法は、ぬるま湯(水?)に浸した手拭いを、
軽く絞ってお顔を包み(馴染ませて)から、
石鹸をつけて、泡立てて
(この場合大量には必要ないので表面が覆われる程度)
手袋のように手に巻いて、お顔を可愛く撫でるだけです
お鼻やおでこを洗顔する場合はちゃんと凸凹を
意識して撫でてくださいね
ちなみに、キメの荒い方の総理は、
身体洗いに向いているかもしれませんね
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