セラミドは皮膚構造の中で外側に位置する
「表皮」の更に一番外側の「角質層」中にあって、
表面の潤いを保ちながらも、
外部からの攻撃(刺激)から、お肌の内部を守る
(バリア機能)の役割も担っています。
◎お肌が持っているバリア機能
そもそも若くて健康なお肌には、
本来、きちんとしたバリア機能が働いていて
外部からの攻撃(刺激)から
肌内部を守っています。
☆攻撃とは具体的には
病原菌や紫外線、そしてダニや埃などの異物です。
ところで、お肌のバリア(守り)の手段ですが、
2段階の防御機能があります。
まず、
〇1次防御ライン
これは、前回でも少し触れましたが、
お肌から分泌される、
皮脂(まあ、普通は嫌われていますが(^^;)と
汗がちょうど良く混ざって出来ている
皮脂膜と呼ばれるものが、なんと!その役割を果たしているのです
なぜ、「健康な」という条件が付くのかと言うと
ちょうど良く「弱酸性」が保たれることにより、
酸に弱い細菌やカビなどからお肌を守っているからなのです
それと、皮脂膜の油成分が皮膚表面からの
水分の蒸散を防いでくれています
〇2次防御ライン
角質層全体でその役割をするのですが、
角質細胞自体は死んでしまっており、
その細胞を繋ぐ役割をしている
「細胞間脂質」と呼ばれるものが
この2次防御ラインでは需要な役割を果たします。
実際には、角質細胞そのものも防御機能を持つのですが、
それはまた次の機会に
◇ 細胞間脂質とはなんぞや?
角質細胞だけでは固くて、曲げることも大変なので、
その間に入ってクッションの役割を果たすものです。
例えば、動物の骨は固くて曲げられませんが、
軟骨があることで自由にに動かすことが出来る事は
誰もが知っていることと思いますが、
この理屈を立体的に積んだと考えれば
良いかな~?と思います。
(ちょっと理解に苦しいかも?)
この細胞間脂質のうち、
重さで約半分を占めるのが、
セラミドです。
セラミドは、水とも油とも混じることができるので、
皮脂膜よりも大きな水分蒸散機能を持ち、
細菌や異物から守るという点でも
大きな役割を果たしています。
次回は、セラミドの種類とそれぞれの役割についてです
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